東京レジリエンス

言葉に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

今日の他人の言葉[戦への備えをせよ]

『汝平和を欲さば、戦への備えをせよ』

出典は不明ですが、ローマ帝国時代の格言だそうです。

北朝鮮からのミサイル関連のツイッターか何かのつぶやきで知りました。

 

日本人は戦への備えとか、防衛軍備とか、敵を知るとかを嫌う傾向があるなあと思っています。

太平洋戦争時代にカタカナや舶来文化が禁止されたり、今だと中国に詳しいと反日扱いされたりしますね。あの、関心を持ったら負けみたいな風潮ってどこから来るんでしょうか。

 

国家間の対立だけではなくなった現代は確かに軍事力による抑止だけでは補いきれない脅威もありますが、敵についての情報収集とその備えは基本的には無駄になることはないのでは。

『叩かれたら叩き返す』時にその叩く力を持っていることは重要です。

 

これに近い言葉で、『彼を知り己を知れば百戦殆からず』も軽んじられている気がします。

ちなみにこの言葉は『彼を知らずして己を知るは一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。』と続き、情報収集の大切さを説いています。

数学が嫌いだからって数学を勉強しなければ、問題を解けるようにはならないし自分がどうして数学が嫌いなのかを理解できません。敵を知ることを拒否することは、敵を回避する理由にはならないと思うのですが。